知っておきたい!台湾の祝日!
知っておきたい!台湾の祝日!
「中国圏と日本のお正月は違う・・・?」など聞いたことはありませんか?台湾では旧暦が用いられているため、新暦の日本とは祝日が少し異なる部分があります。(旧暦の祝日は毎年日にちが変わります!)
今回は台湾の主な祝日と中国圏の最大節句を紹介します。
祝日を知れば、台湾生活もより充実すること間違いなし(`・ω・´)v
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主な台湾の祝日
・1月1日 中華民國開國紀念日・元旦:1912年の中華民国建国を記念する日。台北101のカウントダウン花火は多くの人で盛り上がります。
・旧暦12月末日 除夕:大晦日
・旧暦1月1日 春節:旧正月
・2月28日和平紀念日:1947年2月28日の民衆暴動を発端に、多くの犠牲者を出した事件「228事件」の悲劇を忘れず平和を祈念するための日。
・4月4日 兒童節:こどもの日
・旧暦清明 清明節:家族全員で祖先を祀る伝統的な節日。
・旧暦5月5日 端午節:古代中国の詩人・屈原が入水自殺した日。
・旧暦8月15日 中秋節:月餅を食べながら月を鑑賞する伝統的な節日。
・10月10日 國慶日・雙十節:辛亥革命の記念日。10が重なる日であることから雙十節ともいう。
三大節句 ―春節―
春節は(Chūnjié)、中国語圏で最も重要とされる旧正月のことです。春節期間は基本的に実家で家族と過ごすので帰省ラッシュになります。また、全国的に正月ムードになるので、飛行機が取りづらかったり、お店も閉まっている可能性があるので注意を!春節の習慣
【 除夕(大晦日) 】
・大掃除
・夜に魔よけの意味を込めて爆竹を行う
・家の入り口に春聯や年画、窓に剪紙を貼る
・獅子舞
【 初一(1日目) 】
起きた後、年配者や年長者に対して長寿を祝う言葉を述べます。その後、近隣住民や知人へ手土産を持って回りながら春節を祝います。(拝年と呼ばれます)子供には紅包(お年玉)を渡します。
【 初二(2日目) 】
既婚者は回娘家の日と呼ばれ、実家に帰って春節を祝うことが出来ます。
【 初三・初四(3・4日目) 】
同様に家族団らんの時間を過ごします。
三大節句 ―端午節―
端午節(Duānwǔ jié)の「端午」は5月の初旬という意味で、戦国時代の「楚」の愛国詩人・屈原が汨羅(べきら)という川に身を投じたそうです。当時、遺体が魚に食べられないように、船から太鼓を叩き、粽(ちまき)を川に投じたことから、端午節になるとドラゴンボートレース(龍舟lóngzhōu)が開催され、粽子(ちまき zòngzi)を食べられるようになったそうです。
三大節句 ―中秋節―
中秋節(Zhōngqiū jié)は、周時代3000年以上前から始まり、月を祭って月見をしたり、祝杯を挙げて豊作や団欒を祝うそうです。台湾では、月餅や文旦、焼肉を食べながら家族団らんの時間を過ごします。中秋節の時期になると、街中で月餅が売られ、親しい人やお世話になっている人へ送りあう習慣があります。台湾の中秋節では、外でバーベキューがたくさん行われます。
まとめ
台湾では西洋の文化(ハロウィンやクリスマスなど)より、本来の伝統的な文化を重視している印象です。私も台湾で様々な節句を迎えるたびに、日本人としてもっと伝統文化を大切にしようという気持ちになります。みなさんも祝日を利用して、台湾でしかできない文化・習慣を体験してみてはいかがでしょうか?☆