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文学のトップの大学 国立政治大学ってどんなところ?

文学のトップの大学 国立政治大学ってどんなところ?

文学では常に台湾でトップの大学で、多くの官僚を世に出した名の知れた大学、政治大学。でも実際どんなところなのか、結局のところネットだけではわからないですよね。今後、台湾の大学に入学したいと考えているあなた、またはすでに政治大学を希望しているあなたへ、入るまでわからない国立政治大学の入学方法、学科、キャンパスライフを赤裸々にご紹介いたします。きっと大学選びの参考になるはず。


Content

政治大学の基本情報

国立政治大学、英語名NCCU(National Chengchi University)は、台北の端っこにある木柵というところにあります。大学自体が1つの山にあるので、立地条件はそんなに便利ではありません。特に、MRTは一番近いところでMRT動物園駅で、しかもそこまで行くのに大学からバスでおよそ10分〜15分くらいかかるので、他の台湾大学や師範大学に比べると交通はかなり不便に感じます。

学部と学科

政治大学は文系色の強い大学です。他の大学に比べて、政治学、言語学や社会学の種類も豊富なのが特色です。理系以外はどれも強い大学です。まずは、4年生の学士を見ていきましょう。どんな学部があるのでしょう?

文学部 中国文学学科
歴史学科
哲学学科
理学部 応用数学科
心理学科
資料科学科
社会科学部 政治学科
社会学科
財政学科
公共行政学科
地政学科
経済学科
民族学科
法学部 法律学科
商学部 金融学科
国際経営と貿易学科
会計学科
統計学科
企業管理学科
情報管理学科
財務管理学科
リスク管理と保険学科
外語学部 英語学科
アラビア語学科
ロシア語学科
日本語学科
韓国語学科
トルコ語学科
ヨーロピアン言語文学学科
コミュニケーション学部 メディア一年二年不分学科
新聞学科
広告学科
テレビラジオ学科
国際事務学部 外交学科
教育学部 教育学科

ここまでが4年制の大学の学部です。
続いて大学院の学科を見ていきましょう。

文学部 図書情報とファイル学研究科
宗教研究科
台湾史研究科
台湾文学研究科
華語文教学研究科
国文教學碩士在職專クラス
図書情報学デジタル碩士在職專クラス
理学部 神経科学研究科
応用物理研究科
デジタル教学碩士在職專クラス
情報化学系碩士在職專クラス
デジタル內容碩士學位學程
指導とコンサルティング碩士學位學程
デジタル內容と科技学士學位學程
ソーシャルネットワークと人智計算国際研究生博士學位學程
社会科学部 国家発展研究科
労働研究科
社会福祉研究科
行政管理碩士学程
アジア太平洋研究英語碩士學位學程
アジア太平洋研究英語博士學位學程
応用経済と社会発展英語碩士學位學程
商学部 経営管理碩士學程(EMBA)
国際経営管理英語碩士學位學程(IMBA)
企業管理研究科(MBA學位學程)
科技管理與智慧財產研究所
語言学部 外語センター
英語教學碩士在職專クラス
中東アジア研究碩士學位學程
東南アジア言語と文化學士學位學程
コミュニケーション学部 碩士在職專班
博士クラス
国際コミュニケーション英語碩士學程
デジタル內容碩士學位學程
コミュニケーション学部コミュニケーション碩士學位學程
實習ラジオtv
国際事務学部 東アジア研究科
ロシア研究科
日本研究碩士學位學程
国際研究英語碩士學位學程
戦略と国際事務碩士在職專クラス
国家安全と中国大陸研究碩士在職專クラス
中東と中アジア研究碩士學位學程
教育学部 幼児教育研究科
教育行政與政策研究所
師資培育センター
教師研習センター
学校行政碩士在職專班
カウンセリングとコンサルティング碩士學位學程

となります。こちらは国立政治大学のウェブサイトに掲載されているものを簡単に日本語に翻訳したものです。興味がある学部があれば、下記のウェブサイトから詳細をチェックしてみてくださいね。

→国立政治大学 教学単位 https://www.nccu.edu.tw/p/426-1000-19.php?Lang=zh-tw

入学申請に必要な書類

入学申請時の書類は学部によって大きく異なります。こちらでは、ほとんどの学部が要求する資料や書類について簡単にご紹介します。

1. TOCFL(華語文能力測驗)の成績証明書
まず大切なのは中国語能力を証明できる書類ですね。台湾ではHSKよりTOCFLが主流です。学部によっては、必ずTOCFLでないといけない場合もあるので必ず確認してくださいね。TOCFLでのレベルの要求は学部によって大きく異なり、教育学科や歴史学科などは、入学前にTOCFLのレベル5(C1 流利級)合格を要求されます。しかし、経済学部や民族学部などは卒業前にレベル2(A2)というケースもあるので、見落としがないように!しかし、中国語レベルの要求がない=簡単に入学ができるわけではありません。その分英語の要求が高くなることもあるので注意!

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(華語文能力測驗 (TOCFL) 公式ホームページから引用)


2. 英語能力の証明書
これは全ての学部ではありませんが、英語学科や言語学科などは基本的にある程度のレベルを求められます。学士より学院の方が英語能力を求められるケースが多いです。レベルも様々ですが、英語学科ならTOEIC750点以上、TOEFL iBT80点以上などなど。しかし、仮に申請する学部が特に英語力の証明書提出を要求していなくても成績のよい証明書があるのであれば、提出することをお勧めします。言うまでもがなですが、英検はダメです。そしてTOEIC500点以下なら提出しないほうが良いかもしれません…。

3. 学習計画書
これは非常に非常に大切です。基本的に全ての学部に申請する際、必要になります。要は、その学科で何を勉強したいか、在学中どのように勉強して、何の授業を取りたいか、卒業後の予定などを事細かに丁寧に書いてください。基本的に、中国語と英語両方の学習計画書を求められることが多いです。1日や2日で書き終わるようなものではないので、なるべく早めに余裕を持って書き始めることをおすすめします。そして、自分の言語能力に自信がない方(いや仮に自信があっても)、提出する前に中国語の語学学校の先生や、ネイティブの友人に確認してもらってから提出してください。

4. 自伝(autobiography)
こちらも学習計画書と同じくらい大切です。要は、自分の生い立ちや自己アピールなどを書くのですが、面接のない学科ががない分、合格を大きく左右するのは自分たちで書いた資料のみです。なぜ、大学があなたを採用したいと思うのか、なぜあなたは特別なのかをきちんと大学にアピールできるチャンスです。時間をかけて丁寧に書いてください。 よく見る例ですが「優しい家族の元に生まれて」「部活を一生懸命頑張りました」「バイトを頑張りました」などは、あまり良い自己アピールとは言えませんので、ご注意ください。ちなみに、こちらもほとんどの学部で中国語版、英語版の両方をもとめられます。例えば1000字以上など、文字数も要求されることもあります。そして、学部によっては、(例えば会計学部など)は、なんと手書きを要求されます。参考書類には「条件に満たないものは、即失格」とあるので、必ずその学部の条件通りになるように心がけましょう。そして、こちらも学習計画書と同じく、提出する前に必ずだれかに確認してもらってください。

5. 推薦書 (基本的に2枚)
あなたが優秀な人材であることを証明してくれる誰かにお願いしましょう。言わずもがなですが、ただの知り合いや家庭教師の先生などは対象外です。もし、大学に入る前に台湾の語学学校に通っている場合は、その当時の先生などにお願いするのがベター。なぜなら中国語で書いてくれるからです。もし、日本の高校を卒業してそのまますぐ入る場合は、学校の先生にお願いするのもいいですが、推薦書の言語に指定があるかどうか確認を忘れずに。英語でも良い場合は英語で。基本的に日本語の推薦書は無効です。

6. 証明写真
これは、その写真がそのまま4年間あるいは2年間の学校生活で使用する学生証の写真になります。政治大学の場合、学生の交流掲示板がフェイスブックにあり、誰かが他の人の学生証を拾ったら、そこに写真を載せ、持ち主を探したりもします。3万6千人(2019年10月現在)に自分の証明写真を晒される危機もあるので、適当に撮らないほうがいいですね。まあ学生証を落とさなければ済む話ですが。

7. 成績証明証
高校の成績証です。通信簿ではありません。母校に連絡して、必ず印鑑なりサインなりをもらい提出しましょう。少数派ではあると思いますが、筆者のように海外の高校を卒業している方は、卒業証明書をもらうのに非常に時間がかかったりします。(コピーは使えません)なんでも早めに準備することをおすすめします。

8. その他 賞や能力証明書
過去に取った賞などは提出した方が良いです。賞状のコピーなどを取って送りましょう。あるに越したことはありません。

まとめ

・政治大学(NCCU)は台北の端っこにある
・立地条件はそんなに良くないが、悪くもない
・豊富な学部、社会系文系は強い
・申請資料は早めに準備するに限る

これらの事を知っていればきっとスムーズに入学できるはず!入学してから「え、こんな学部もあったの?入りたかった」なんてことにはならないように。情報収集と早めの準備はどんな時も大切です!それでは次のコラムでまたお会いしましょう。





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