【学校紹介コラム】台湾大学の語学学校に通う日本人に密着!
どんな生活を送っているの?台湾大学の語学学校に通う日本人に密着!
こんにちは、台湾留学センターです。中国語を勉強しに台湾に留学したいと考えたことがある方なら誰もが一度は聞いたことのあるであろう台湾大学の中国語の語学学校、CLD!台湾の名門大学「台湾大学」の付属の語学学校として、有名ですね。学費はほかの語学学校よりは高く、少人数制の授業体制を取っているというのはCLDのウェブサイトを調べればすぐわかること。でも、その魅力は?授業内容は?学校や授業や先生の雰囲気は?
行ったことがないとわからないことは多々ありますよね。そこで本日は実際にCLDに通う日本人の生徒さんに1日密着、皆さんの知りたいことを深掘りしていきたいと思います。
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1. CLDの紹介
まずは簡単にCLDをご紹介!
CLD(國立臺灣大學語文中心中國語文組 Chinese Language Division Language Center National Taiwan University)は、MRT公館3番出口を出てすぐの国立台湾大学のキャンパス内にある語学学校です。キャンパスは広いので、距離はありますが…。
ざっくり紹介すると下記のとおり。
- ・一クラスはおよそ5人から7人
- ・一学期三ヶ月で、一年に四学期。冬は旧正月のため少し短い
- ・新学期が始まる前に語学試験あり(中国語初心者、以前から継続的に台湾大学の語学学校で勉強していたものは除く)
- ・クラスは教科書の進み具合によって分けられる(例:Book2 Lesson6~等、決してレベル1、2又は初級、中級と分けられているわけではありません)
- ・学費は他の語学学校に比べて高め
ちなみに学費は、
春夏秋クラスはNTD40,000で冬クラスはNTD34,100となっています。(情報は2019年7月現在)
2. 学校生活インタビュー
さて、それでは本題に入りましょう。本日はCLDに通って1年になる日本人のゆみさん(仮名)1日密着して、質問しながら記事を書いていきたい思います。
- 授業は何時から何時までですか?
- 「台湾大学は授業時間が3つに分かれていて、新学期の最初に選ぶことができるんですが、わたしの場合は授業は午前中で、8時20分から11時10分までのおよそ3時間ほどです。1コマが50分授業で10分休憩って感じです。」
授業時間はこの3つから選べるそうで、候補を1から3まで決めて提出するそうです。(しかし、確実に第一希望になるとは限らないとか…。)
a) 08:20 ~ 11:10
b) 12:00 ~ 14:50
c) 15:10 ~ 18:00 - 教材は何を使用していますか?使ってみてどうですか?
- 「實用視聽華語 (正中出版社)というものを使っています。わたしは、結構使いやすいと思います。単語と文法の説明が丁寧に書かれているので。でも、中国語の翻訳が全部英語で、時々意味がわからなかったりします。」
- クラスはどのような感じですか?
- 「わたしの今のクラスは六人で、日本人は私を含めて2人、あとインド人、アメリカ人、オーストラリア人、イギリス人です。たぶんだけど、学校側は同じ国がクラスに固まらないよう分散していると思います。もう、すでに四学期めだけど、同じ国籍の子がクラスにいることは少ないです。でも、日本人の全体の割合が多いから、日本人と同じクラスになることはあり得ると思います。わたしのクラスは年齢層はバラバラだけど基本18歳くらいから25、6歳くらいの人たちです。少人数だからすぐに打ち解けあえるし、みんなでしょっちゅう授業終わりにご飯に行ったり、誕生日を祝ったりしますね。でも学期によっては、みんなシャイでずっと喋らないまま終わったりもします。運ですかね(笑)」
- 授業はどのように進んでいきますか?
- 「先生やクラスのレベルにもよると思いますが、わたしのクラスはまず一限に「聽寫」があります。先生が読み上げた文を意味を考えながら書きその後復唱します。book3からプレゼンが始まったので週に一回聽寫の時間に代わりにプレゼンをやります。二限と三限では新しい単語や文法の使い方を先生が説明し教科書を読み上げたり、先生がクラスメイトとペアを組み作成したプリントを使い単語や文法の練習をします。」
- 授業は難しいですか?課題などは多いですか?
- 「4日に1回のペースで小テストがあり、次のレッスンへと変わっていくので授業前の予習は欠かせません。book1book2は日常会話よく使うフレーズだったり、よく耳にするフレーズだったりしたので授業の時に先生の説明をよく聞けばついていけましたが、book3以降は覚える単語の数も文法も複雑になっていくので学校以外でも時間をかけて復習しています。
もちろん先生によって課題の量は変わってくると思いますが、わたしの先生の場合多いというよりかはしっかりと理解出来ていないと解けないような問題ばかりなので教科書を何度も繰り返し読み、ノートを見返してってやって、かなり時間がかかります。」 - 授業後の過ごし方を教えてください。
- 「私の場合朝の授業を選択しているで授業後はクラスメイトとお昼ご飯を食べたりカフェで一緒に勉強したり、疲れている時は家に帰ってひとまず寝てから勉強し始めます。」
- 困ったことなどはありますか?
- 「困ったこと…そんなに無いですね。学習環境にはとても満足しています。先生たちもとても熱心で、授業後にわからないところを何度も確認しにいっても丁寧に教えてくれます。人によっては、課題が多すぎることやトイレが少ないことに不満がある人もいましたが、わたしはそこまで困って無いです。たぶん学費が高い分、サービスも設備も充実しているのではないかなと思います。」
- どのように登校してますか?
- 「台湾大学の語学学校は、ほかの東吳大学や政治大学と違って、語学学生用の寮などが無いので、学校の外に住まなくてはいけません。私の場合は、台湾大学のあるMRT公館駅のと同じ緑のMRT線上にある駅の近くに住んでいるので、公館まではMRTに乗って、そこからレンタル自転車(Ubike)に乗って語学センターまで通います。でも午前中の授業の人に気をつけてもらいたいのは、朝8時台は公館駅まえのUbikeが全部使用されていることがあり、次のレンタルバイクが停められるまでずっと待たなくてはいけません。そのせいで、たまに遅刻してしまいます。歩くのも手段の一つですが、台湾大学は何しろキャンパスが非常に大きいので、公館駅から歩くと15分以上かかると思います。長期滞在するクラスメイトは、台湾で中古の自転車を買っている人もいました。」
- 自習場所について教えてください。
- 「あまり広く無いですが、CLDの2階には自習室があります。わたしはそこでよく勉強するのですが、エアコンが常に非常に強くて、膝掛けや上着を忘れた日にはそこで勉強することを諦めます。台湾大学の図書館は綺麗で大きく過ごしやすいので、たまにそこで勉強しますが、CLDの学生はCLDの建物以外でのwifiが使えないようになっているので、リスニングの勉強や何かをダウンロードして勉強しないといけない時には、あまり向いてないと感じ、よく自習室で勉強します。また近くにはおしゃれで素敵なカフェがいくつかありますが、コーヒー一杯で100元以上するところがほとんどで、毎日通うには少し高いので、たまに気分転換程度でカフェに行きます。」
2. 学校生活インタビュー
いかがでしたか?語学学校の公式サイトやレビューだけじゃ読み取れない実際のCLDでの空気感や生活情報がこのインタビューを通して、少しでも感じられたらと思います。語学学校は一学期たった三ヶ月といえど、安い買い物ではありません。特にCLDならなおさら。台湾での留学期間を思い切り楽しんで、充実したものにするために、入学前のリサーチも大切ですよね。次回は別の語学学校に通う生徒さんにインタビューしてみたいと思います。どちらの学校が気になりますか?
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